ウェブサーバ(OmniHTTPd)編

ホーム(戻る) 最終更新日h11.02.26
目  次
はじめに
OmniHTTPd の入手とインストール手順
最初のテスト( OmniHTTPd の動作テスト)
HTMLフォルダの新規作成
サーバの設定
index.html の作成
ホームページ表示テスト
イントラネット(社内LAN)に接続
エラーメッセージについて
補  足
OmniHTTPd のバージョンアップ
 

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はじめに

 Omnicron Technologies Corporation 社が無料で提供しているウェブサーバ(OmniHTTPd)はインストール、各種設定が簡単、動作が軽快といった点で秀逸ですが、使用期限がありますので注意して下さい。といっても、期限終了前に次のバージョンがでるので心配はいりません。

 現時点(1999.02.26)での最終バージョンは OmniHTTPd Professional v2.01a (November 23, 1998; 1.38MB) で、有効期限は March 1st 1999 (1999.03.01) です。

 なお、以後の説明写真は v2.0a8 をインストールしたときのもので、少し古くて恐縮ですが、参考程度にご覧ください。

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OmniHTTPd の入手とインストール手順
  1.  OmniHTTPd のサポートページにジャンプし oh201a.exe またはそれ以降のバージョンを直接ダウンロードします。(最新版が手に入ります)

     ダウンロード先は適当なフォルダで構いませんが、先々のことを考えると、C:\temp の下に \download というフォルダを作り、以後ダウンロードはここへ集中させるのがよいと思います。

  2. ダウンロードした oh201a.exe をダブルクリックし、インストールを開始します。

  3. 途中でインストール先等を聞いてきますから、質問に答えて適当な解凍先(インストール先フォルダ)を指定します。デフォルトの設定(c:\httpd)が一番楽です。

  4. インストールが終わるとタスクトレイに「青丸に稲妻」のサーバアイコン(図1参照)が表示されます。表示されていない場合は、エクスプローラでインストール先を探し、実行ファイル( ohttpd.exe )をダブルクリックしてサーバを立ち上げて下さい。

    図1 

  5. このとき、実行ファイルのショートカットを作成しておき、ワンタッチでサーバを立ち上げられるように、スタートアップ、デスクトップ等適当な場所に張り付けておきます。
    (ショートカットをスタートアップに放り込んでおけば電源投入時に自動的に立ち上がります。)


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最初のテスト( OmniHTTPd の動作テスト)
 ブラウザを立ち上げ、「場所」の欄に http://localhost/ と打ち込んで、リターンキーを押して下さい。
(ダイヤルアップ環境ではブラウザを立ち上げるとき「ダイヤルアップの接続ダイヤログ」が表示されますが、「いいえ」を選択して、オフラインで使用して下さい。)

 \httpd\htdocs のフォルダ一覧がでればインストール成功です。(図2参照)

図2 

 \docs を開き、index.html をダブルクリックして OmniHTTPd 説明文書を一読しておきましょう。

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HTMLフォルダの新規作成
 次に、自分のホームページ用HTML文書を格納するフォルダを新規作成します。フォルダ名は自分が契約しているプロバイダで使われているものと同じにします。(例:\html, \public_html etc)

 以下の例ではフォルダ名として \html を使います。

 イクスプローラ等でHTTPdをインストールしたフォルダ(c:\httpd)の直下に \html というフォルダを作って下さい。(c:\httpd\html が作られます)

 デフォルトの \htdocs をHTMLフォルダとして使うという人は、作成する必要はありません。


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サーバの設定(自分のホームページを表示する)
 タスクトレイ中の OmniHTTPd のアイコンを右クリックしてください。メニューから、Properties を選択すると、OmniHTTPd のプロパティ設定画面が現れます。(図3参照)

図3 

図4 

  1. global settings を開き external 中の perl.exe のパスを2行とも c:\httpd\cgi-bin\perl.exe に書き換えて(replace)下さい。
    ( c:\httpd\cgi-bin\perl.exe は perl.exe を実際に置いてあるパスです。図4参照)

     デフォルトのパスを使うという人またはCGIを使わないという人は、そのままでかまいません。

  2. virtual settings を開き server 中の server root を c:\httpd\html に書き換えて下さい。( \html は自分のホームページ用HTML文書を格納するフォルダ名です。このフォルダ名は契約プロバイダのHTML文書用フォルダ名と一致させて下さい。デフォルトの \htdocs を使用するときは変更不要です。)

  3. 同じく Admin Email をあなたのメールアドレスに書き換えて下さい。(サーバがリクエストエラーを表示するときの連絡先となります。図5参照)

    図5 

  4. standard CGI を開き virtual に /cgi-bin/user/hamano を、actual に c:\httpd\cgi-bin を書き込み、追加(add)して下さい。
    ( /cgi-bin/user/hamano は自分が契約しているプロバイダの CGI-BIN にアクセスするときのバーチャルパスです。図6参照)

     バーチャルパスを使いたくないときはデフォルトの設定でかまいません。

    図6 



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index.html の作成
 ついで、テスト用の index.html を作成し、\html (または \htdocs) に入れておいて下さい。

 index.html の作成が面倒な人は取り敢えず c:\httpd\htdocs\docs\index.html をコピーして下さい。

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ホームページ表示テスト
 以上の設定が終わったら、Server の設定項目を再確認し、Default Index で指定したファイル名のファイル(index.html)が Server Root で指定したフォルダ(c:\http\html)に存在するかどうかを再確認してください。

 確認が終わったら、ブラウザを立ち上げ、「場所」の欄に、c:\httpd\html\index.html と打ち込んで、自分の index.html が表示されることを確認して下さい。

 index.html がうまく表示されたら、今度は http://localhost/ と打ち込んで下さい。

 先ほどの index.html が表示されればテストは成功です。

 最後に、このURLをブラウザのブックマークに登録して終了です。以後、このファイルの中身を変更して好みのホージページを作成します。

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イントラネット(社内LAN)に接続
 LAN上のマシンには番号(識別記号)がついているはずです。私のマシンには OFN0660A という番号が付いています。この番号がLAN上のあなたのURLになります。

 自分のホームページをLANを通して見るために、自分のURLを打ち込んで見ましょう。例えばこんな風に

 http://OFN0660A/

 うまく表示できましたか?

 この段階でエラーが発生することはあまり考えられませんが、もし、エラーが発生したら、自分のマシン名、全角半角、大文字小文字、O(大文字のオー)0(数字のゼロ)等のスペルミスを確かめて下さい。

 なお、http://127.0.0.1/ または http://localhost/ というURL(IPアドレス)は自マシンを指すデフォルトURLですので、このURLで他のマシンから自分のホームページを見ることはできません。

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エラーメッセージについて
(1)リクエスト・エラー( Resource Not Found )

 指定したファイル(index.html)またはURL(場所)が無いと言っているのですから、Server の設定項目を確認し、Default Index で指定したファイル名のファイル(index.html)が Server Root で指定したディレクトリー(c:\http\html)に存在するかどうかを確認してください。

(2)ブラウザ・エラー( Document contains no data )

 指定された文書がHTMLとして認識されていないのですから、index.html をHTML形式で文法的に正確に記述してください。

(3)index.html の内容を更新したにもかかわらず、以前の内容が表示された場合

 エラーではありませんが、ブラウザによって以前の表示内容がキャッシュされています。まず、ブラウザの「編集」/「設定」/「詳細」/「キャッシュ」の項目を選択し、メモリおよびディスクのキャッシュをクリヤして下さい。(現在表示されている画面はクリヤされませんから注意して下さい。)

(4)GW(gate way)関連の Error が表示された場合

 ブラウザのプロキシの設定に原因がありそうです。ブラウザの「編集」/「設定」/「詳細」/「プロキシ」の項目を選択し、「自動設定」になっているかどうか確認して下さい。

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補  足
  1. リクエストエラーの表示は c:\httpd 直下の error.temp でその書式が定義されています。error.temp をバックアップした後、このファイルの内容を好みのメッセージが出るように修正しましょう。

     ファイル名は error.html に変更した方がいいかもしれません。そのときはサーバのプロパティも変更して下さい。(virtual settings/server/use custom error template)

     この後、サーバを再起動すると有効になります。

  2. CGI を使う場合、localhost の環境変数に必要な変数がない場合は、autoexec.bat 中またはサブルーチンファイル中で定義します。
     autoexec.bat の場合:set HOME=c:\httpd
     ファイル中の場合 :$ENV{'HOME'}=c:\httpd
     ここで、 c:\httpd はサーバをインストールしたディレクトリです。

  3. SSI を実装したHTMLファイル名は *.shtml として下さい。

  4. サーバをダイヤルアップでインターネットに接続するときは global settings を開き、I have a Dinamic IP Address にチェックを入れると共に、Dynamic IP 中の Bound site のURLを自分の所属するプロバイダ(例えば www.hi-ho.ne.jp)に書き換え、サーバをリフレッシュして下さい(アイコンを右クリックし、Flush Server を実行する)。

  5. ログファイルはどんどん増え続けます。うまく動き出したら、「ログファイルを出力する」ためのチェックをはずしましょう。(Global Settings/logging/use)

  6. ルートディレクトリの下にサブディレクトリを設けた場合は、サブディレクトリにも index.html を置きましょう。ディレクトリにアクセス要求があると(意識的またはファイル名を省略したときなど)、サーバは index.html があればそれを表示し、無ければそのディレクトリに含まれるファイルリストを表示するからです。不用意にファイル一覧を表示させることは無防備すぎます。サブディレクトリに置く index.html の内容は空で可。


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Ver.2.0a8 から Ver.2.0b1 へのバージョンアップ

 サポートサイトから最新版をダウンロードした後、すべてのアプリケーションをシャットダウンし、前バージョンのアンインストールを実行します。これはウィンドウズの「設定」→「アプリケーションの追加と削除」から行ってください。

 ついで、イクスプローラのみ立ち上げて、oh201a.exe を実行します。

 質問に答ええるとき、インストール先、インストール先グループ名は元のままを設定(指定)します。

 OmniHTTPd を立ち上げると、諸設定がデフォルトに書き換えられていますから、もう一度このページを最初から参照して、順追って設定します。



 質問・疑問などがありましたら、 フォーラム にてお受けいたします。

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